聞いている意図は何か?
本人の生い立ち、経歴、趣味、性格を聞くことにより、お金の全体の流れをつかみたいのです。
たとえば、ある会社に就職していつ退職し、次の会社へ就職したという話をします。
それによって、その都度の退職金はどうしたのか?
経歴、職業によってどれくらい収入があったのか?
また、趣味は性格によってお金の使い方がわかるというものです。
「主人は無趣味で地味でした」ということは、しっかりお金は貯め込んだのではないか?
「ゴルフが趣味で・・・」ということは、ゴルフ会員権があるのではないか?
さらに。
「病院に入っても一週間くらいで亡くなった」ということは、病院の支払いは少額で済んだということか?
私(奥様)は働いたことはない。実家の相続では何ももらっていない」ということは、奥様名義の預金は、本当はご主人のものではないか?
「子どもの収入はまだ若いのでたいしたことはない」ということは、子ども名義の預金は、本当はご主人のものではないか?
・・・等々、やりとりのなかで調査官の意図ねらいが隠されています。
(続きは次回)
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