銀行調査ではどんなことを調べる?
相続が開始すると税務署は、金融機関に対して残高確認のために文書で問い合わせをするとともに、必要に応じて金融機関に出向いてマイクロフィルム(預金の動きがフィルム化されているもの)や伝票を調査していると思われます。
普通預金では電気、水道、ガス、電話などの公共料金を自動引落しているケースが多いのですが、貸金庫の使用料や証券会社の保護預かり料が引き落とされていることもあります。
家族も知らない第三者が居住しているマンションの管理費や公共料金が引き落とされていることもあります。
少額の端数のある入金も目の付け所です。
定額預金の利息や株式の配当など申告されていない財産発見の手がかりになります。
通帳だけでなく、印鑑も調査対象になります。
印鑑はまず空押しをし、次に朱肉を使って印影をとります。
空押しして印影がつくかどうかによって、最近使ったかどうか使用状況がわかります。
使われた形跡がなければ名義預金である可能性があるからです。
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