お金の流れから把握できる
「見つかる、見つからない」という問題であれば、全く取引のない銀行に預金すれば、または、遠方の郵便局に貯金すれば、「もしかしたら見つからないのでは?」なんて考える人がいるかもしれません。
しかし、税務調査が入ったらそれはほとんど見つかってしまうでしょう。
なぜなら取引のない銀行であれ、遠方の郵便局であれ、そこに預けた現金は、必ずどこかにあった現金であり、その現金の流れ、すなわち出所から把握されてしまうからです。
たとえば、付近のA銀行に預けていた定期預金を解約して、全く取引のないB銀行の預金の存在自体はわかりませんが、A銀行を解約した定期預金はどこに消えたのか?が問題となります。
何か大きい買い物、たとえば車などを買ったという事実があれば納得してもらえますが、大きい買物をしていないのであれば「どこかに現金があるはずだ」と、躍起になって調査されてしまいます。
この結果、取引の有無に関わらずB銀行の存在が知られるところとなってしまうのです。
突然、何千万円ものお金を何の目的もなく使ってしまうなんて話は、通常の常識からは考えられません。
ですから、郵便局か銀行かとか、近くか遠くかは問題ではありません。
(続きは次回)
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