平成26年6月10日
『中小支援へ“初タッグ”』
~岐阜市に相談センター~
相続や事業継承などに悩む個人や中小企業を主な対象に、法律や会計の専門家が相談に応じるサポートセンターが岐阜市内に設置された。法律事務所と会計事務所の直接連携は県内初で、両社とも「互いの専門分野を生かしたトータルサポートを行いたい」としている。
蒲田益之法律事務所(同市端詰町)と、税理士法人TACT高井法博会計事務所(同市打越)が、「きずな【遺言・相続・事業継承】支援センター」の名称で共同運営する。両事務所に拠点を置き、弁護士3人、税理士8人、公認会計士3人の体制で、遺言を含めた相続、事業継承、企業の合併買収(M&A)などの相談に応じる。
来年以降、相続税の制度改正が予定されており、共同相談会や講演会、研修などを通じて早期対策の重要性を啓発する。蒲田益之弁護士は「中所企業が元気にならないと、地域の活性化はない。起爆剤になりたい」と話し、高井法博税理士も、「一度しかない人生を尊厳を持って送ってもらえるよう、情報提供したい」と述べた。