事前にも調査してあるのか?
調査は、事前に相当なことはしてあります。
不動産、預貯金の有無は当然です。
不動産にはついて登記されていますし、登記されていない建物でも、固定資産税の補充課税台帳で把握されています。
問題は預貯金です。
本人名義はもちろんのこと家族全員の預金も洗い出されています。
本人以外の預金をなぜ調査するのかと思われるかもしれませんが、これは相続税の調査の最大のポイントになります。
いわゆる名義預金です。
本人の名義ではなく、家族名義、またはまったく別の名義になっていたとしても、実質は本人のものであると断定されることが多いです。
銀行では一括管理しているケースが多く、本人名義と同様の取り扱いをしています。
この預金関係を徹底的に調査していることが最も多いのです。
(続きは次回)