相続税の申告書はどのような人に送られてくるのだろう?
相続税を絶対支払わなければならないであろう大口の資産家はもとより、相続税を支払う必要があるかどうかが不明な人、全く相続税を支払う必要がないと思われる人にまで、相続税の申告書が送られてくる場合があります。
税務署では、資産家といわれる人のファイルを集めています。
そのファイルは人によっては、約40cmくらいまで厚みがあるものまであります。
では、中身はというと、個人の確定申告書をはじめとして、財産・債務の明細書、各種お尋ね、名寄帳により、複数の不動産物件を所有している人に対しては、ほとんど、申告書が送られてきます。
したがって税金を納める必要がない人でも、不動産物件をいくつか持っている場合には申告書が送られてくるのです。
なお、「名寄せ」については、住んでいる近隣の市町村だけでなく、全国規模での把握が可能となっていると考えた方がよいでしょう。