貯金総額の限度額
ところで郵便局については、貯金総額に限度額が設けられているのはご存じでしょうか。
金額は1,000万円です。
したがってそれを超える金額を預けることはできません。
「地域の異なる郵便局であれば大丈夫なのではないか?」とお考えになる人もなかにはいらっしゃるかもしれませんが、たとえば、岐阜の郵便局に1,000万円、愛知の郵便局に1,000万円貯金したと考えて下さい。
両者はそれぞれの貯金事務センターに集められ、結局は共に、計算センターで集中管理されることとなってしまうのです。
つまり、このオンライン化が進んだため、以前であれば把握しきれなかった限度額以上の貯金所有者も、今では把握されるところとなってしまったのです。
その限度額を超える貯金を有する人に対しては、総務省から超過金額を払い戻してもらうための「払戻し通知」が届くことになり、現時点では、順次その調整が進められています。
このように、「郵便貯金が銀行貯金よりも見つかりにくい」とは言えなくなってしまいました。